大阪府東大阪市大阪平野を見下ろす場所に建つ住宅です。 南と東が隣地建物でふさがるこの敷地で、家族の集まるダイニングキッチンが朝も自然光で明るくなるよう建物中央に“光井戸”を配置しました。 ”光井戸”は2階部分では家族の図書室を明るくします。光を拡散させるのための形状を利用してひな壇型の本棚を造り、思い思いにくつろげる場所になっています。 子どもたちがアクティブに過ごせるよう、土間玄関とリビングダイニングはフルオープンで繋がるようになっています。個室以外の場所では家族がそれぞれどのように過ごしているかがなんとなく感じられるようにしました。 既存の擁壁を利用した建物は、1階からでも日常的に眺望を楽しめます。 家族で一番家にいる猫は、予定通り窓辺のベンチで外の景色を楽しんでいるようです。