兵庫県神戸市築40年以上経過した木造住宅の改修工事である。 外壁を残しつつ内部はスケルトン状態とし、現場発泡断熱材による断熱性能の向上、及び細やかな構造補強を施すことによって建物の性能の向上を図った。 建物の南側に配置された既存の日本庭園との関係性を積極的に獲得しつつ各ゾーンの間仕切りの在り方や仕上素材をコントロールすることによって、居心地の良い距離感を獲得している。 また、キッチンは家具工事で製作されており、多人数での作業に対応している。
関西(大阪・神戸・京都)の第一線で活躍されている建築家が設計監理した
オンリーワン住宅一覧
2世帯住宅 Zwei Haus
大阪府大阪市
専用住宅(2世帯住宅)
146.51m²
93.63m²
208.86m²
株式会社 尼崎工務店
木造
ヨシダマサフミ
アーキソシエイツ
築55年の2階建て住宅。構造は柱や梁はコンクリート造で外壁はCB積み、床や屋根は木造と今で言うハイブリット住宅、混構造である。図面や確認申請も保管してあり、図面が青焼きで懐かしかった。その後木造で住まいと作業場が増築されていた。
一部に中二階があった。依頼主のご両親と、自分たち家族、子ども達男女合わせて3人が住まう、2世帯住宅としてのリノベーション工事である。※完成後には子供たちは4人になった。
マンションが建ち並ぶ都市部には珍しく、決して大きくはないが、昔ながらの日本庭園が現存していた。故に基本的には増減築はせず、今ある規模の中で、依頼主の要望を踏まえ計画した。
依頼主は、内部の仕上げ工事は是非とも自分たちの手で作りたいと、楽しそうに語り「参加型」で、頼もしい住まいづくりがスタートした。
自分たちの家を家族でつくる喜びは、この機会しかなく、時間と労力を惜しまなければ、是非ともお勧めしたい体験である。
施主自ら仕上げ工事をすると言う事は住宅特有の「クレーム」が少ないと言うことになる。工事のひとつひとつに、住まい手として感謝の念が芽生えるからだ。
親世帯は玄関や応接間と和室、広縁などは現状のままで触らず、厨房キッチン以外の浴室や洗面トイレ、洗濯場の水廻りを改善して工事した。
子世帯とは従来通り行き来出来る様に階段を残し、来客用の部屋を改修した。子世帯側は日頃銭湯に通うくらいお風呂が好きで、浴室は1階に庭園を見ながら楽しんで頂く配置とした。
収納に困っていたので、中二階は天井高さは低いものの、充実した収納スペースを確保し、外部に面した物干し場と連結した。奥様専用のスペースを設けたのも今回の目玉である。
最初に住まいを見せて頂いた時に強く印象深かった数段の階段を生かして、DKとリビングRを繋げたことも家族の語らいの場として有効なスペースとなった。
子犬二匹も家族の一員で、きっちりとスペースを設け、DK共々、前に広がるルーフバルコニーからの眺めと、明るさの取り入れ方は秀逸である。
天井高さに問題があり、窮屈で使い辛かった中二階部分で、1階から上階の誘導を上手く出来た今回の計画こそ、建築家でないと提案できないものと自負している。
事務所名 / 青砥建築設計事務所 大阪建築家
オフィス場所 / 大阪市阿倍野区
兵庫県神戸市築40年以上経過した木造住宅の改修工事である。 外壁を残しつつ内部はスケルトン状態とし、現場発泡断熱材による断熱性能の向上、及び細やかな構造補強を施すことによって建物の性能の向上を図った。 建物の南側に配置された既存の日本庭園との関係性を積極的に獲得しつつ各ゾーンの間仕切りの在り方や仕上素材をコントロールすることによって、居心地の良い距離感を獲得している。 また、キッチンは家具工事で製作されており、多人数での作業に対応している。
大阪府泉北郡自然素材を用いて、暖かく柔らかい空間に仕上げ、建具に用いたカラーガラスを通った光がアクセントとなり部屋の雰囲気を快活なものとしている。 また、ご夫婦にはデザイン面についてアクティブに参加して頂きとても感謝しております。
兵庫県西宮市ご依頼内容は、70代の女性のお一人暮らしの家のリフォームです。ご主人は 他界され、ご子息もご家庭を持たれ別にお暮らしの為、かなり広いご自宅にお一人でお住まいです。 築30年以上経ち家のメンテナンス(防水等)も含め普段大半の時間を猫と過ごすリビングダイニングのイメージを変えたいとのご要望でした。 建築家 松本輝先生の提案によりオシャレな素敵な空間に変わりました。少し 壁や扉の位置も変更し、収納スペースも変更し使い勝手よくなっています。 外回りの防水やアプローチのタイル等もメンテナンスさせて頂き、これからも長くお住まい頂けるかと思います。 デザインや間取りも勿論ですが、建築家としてのプロの目から住宅のメンテナンスのチェックもして頂けるのは安心ですね。 コメント アーキソシエイツ 担当
兵庫県尼崎市シニアの母と娘さんの住まいのリノベーションです。 明るく、安らげる雰囲気のために、無垢の桧フローリングとしっくい壁を採用しました。 断捨離を断行し、水回りの充実、それにアトリエスペースも取り、今後の住まいの生活基盤になるように配慮しました。
京都府京都市中京区大正15年創業の京都市三条の老舗料理屋さんの改修工事です 一階店舗、2階から4階は住居スペースになっております。 店舗については京都らしさをとのことでご依頼を受け、京都の 建築家・坂田基禎先生に設計監理をご依頼頂きました。 京都の住宅はもとより、京都ならではの店舗を数多く設計されてる 建築家の作品となっております。(アーキソシエイツ 担当筆)
京都府京都市築80年ほどになる、洋瓦に、ボウウィンドウなど洋風のしつらえが特徴的なの住宅の改修です。 ここまでに幾度かの増改築を繰り返した建物は、施工の不具合もあり老朽化が著しい状態でした。 そんなある日迷いこむように施主がここを訪れ、その古い洋館の佇まいに惚れ込み建物の再生に取り込むことになりました。 1階は彫金作業の小さなアトリエや、展示にも使えるギャラリー、ダイニングキッチンを兼ねたサロンに読書室など施主の創作活動のための空間。 2階は、寝室とリビングに茶室などプライベートな空間を配置しています。 古いものの良さをそのままに構造の補強を行い新しい生活空間を作り出しました。この建築ががさらに長い時間を刻むことを願っています。
大阪府松原市80年代後半に建てられたメーカー住宅のリノベーションである。 予算の関係上アプローチ廻りと1階を全面改修とした。 ご主人の要望でもある車を眺めながら生活が出来るガレージハウスとなるように、玄関から車の一部を眺めながら室内に入っていく動線とした。 元々洋風デザインであったが和風な雰囲気を取り入れたいとの要望もあり、ナチュラルな木材が現しとなった一体的な空間となった。 基本は外観を変えていないが、アプローチ廻りは植栽も含め大きく変わっている。 また、1階に関しては必要な個所に耐震補強を行い安心できる住宅を目指した。
大阪府大阪市2軒長屋の西側にお住まいであるご家族が東側と一体にして生活が出来るように、東側1軒を改修した。増築が繰り返されきた痕跡が見受けられたので、北側と南側を減築することで、約80年前のボリュームへと近づけ、当初の架構を活用しながら必要な箇所には構造補強を施した。 1階にご両親の寝室、2階に客間兼物置となるスペースを計画。現住居側と各階で繋ぐことで、階段をなくす事が可能となり、減築によって生まれたふたつの庭をつなぐ吹抜け状の通り土間とした。通り土間と、新しく設けた開口部により、風通しが良く、長屋全体が程よい光に満たされている。 古いものの良さを残しながら新しいものを取り入れていくことを心がけることで、新築では決して味わう事ができない落ち着きある空間となった。
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